『くもの国』
彼女の名前はアリス。
彼女は世界の不思議を集めて旅をしている。
ある日、アリスはとある街で「雲の国」についての情報を得た。
不思議好きのアリスが、そんな情報を放っておくはずがない。
アリスはその街で聞けるだけの情報を集めた。
そしてついに「雲の国」への入り口があるといわれる森の場所を聞き出すことに成功したのだ。
アリスがその森に入って少し歩いていると、目の前が明るく光り出した。
アリスはこれが入り口だと確信し、光に飛び込んでいった。
気がつくとアリスは雲の上に立っていた。
アリスだけではない多くの人が行き交っている。
さらには多くの店や建物が連なっており、とても賑わっている。
雲と雲は虹の橋で繋げられ、街は遙か彼方まで繋がっているようだ。
まさにここは「雲の国」だったのだ。
アリスは喜び、大急ぎで街にくり出していった。
しかし、アリスは真実を知らなかった。
アリスが本当にいる場所は森。
木と木の間に大きく貼られた蜘蛛の巣の間に、アリスは縛り付けられていた。
そしてアリスの前には人間をゆうに超える大きさの蜘蛛が・・・
そう、アリスが迷い込んだのは、人間に幻覚を見せ抵抗しなくなった所で、人間を食べてしまうという・・・
人食い蜘蛛の森・・・
まさに「蜘蛛の国」だったのだ。
『あとがき』
今回、HP開設にあわせて書いた作品です。
ってか小人の国とかぶってるかも・・・
まあ、そのうちあの作品と繋げたいな〜って考えてます(って理由で、かぶったこと公定しようとしてみたり・・・)
とにかく小人の国と同じで短い作品なので少しでも良いな〜って思っていただけたら本望です。
最後まで読んでいただき、有り難うございました。
次回の作品で会いましょう〜♪
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